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2008 Fiscal Year Annual Research Report

幼老統合ケアにおける世代間交流プログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 18500598
Research InstitutionKumamoto Gakuen University

Principal Investigator

吉津 晶子  Kumamoto Gakuen University, 社会福祉学部, 准教授 (60350568)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 草野 篤子  白梅学園短期大学, 福祉援助学科, 教授 (00180034)
金田 利子  白梅学園大学, 子ども学部, 教授 (60086006)
Keywords世代間交流 / 幼老統合ケア / 多世代間 / ドラムサークル / 音楽療法
Research Abstract

3年間の研究結果より。
「世代間交流」の必要性が高いと理解されてはいるが,実際に行なおうとする場合に,「環境調整」「物的資源」そして「人的資源」の確保において困難を抱えているということが分かってきた。このような現状の中,世代間交流を支えていく人材育成のための教育と現場トレーニングのプログラム作りが課題である。今回の研究結果より明らかになってきた人と人を結びつけ、集団の中で「共有体験」を得やすいような環境を創出することができるプログラムの開発が必要なのである。
「世代間交流プログラムの実施」を通して,音楽そのものがコミュニケーションツールとして機能し,人と人を結びつけ,集団の中で「共有体験」を得やすいような環境を創出することが可能であるということを証明できた。この「共有体験」は音楽プログラムのみに限らず,他のプログラムにおいても可能ではあるが,音楽の機能がもつ可能性は大きいといえるであろう。参加する個人個人の中にお互いを尊重し合う態勢ができ,発信することと受容することを自然に行えるようになって,世代間交流プログラムにおける一つの到達点に達するのではないだろうか。
音楽プログラム(ドラムサークル)の中では,誰かが何かを「教える」,そして「教えられる」といった関係は存在せず,誰かが発した音を受け止めて「共有」し,その「共有」の輪が幾重にも広がっていくといった音による交流の中で,自分を「受け止めて」もらうという体験が同時に進行していく。すでにそこには世代間の違いは存在せず,多世代の人々が一体となる瞬間の体現が可能であった。このような人と人との相互作用と受容の関係は,今後の世代間交流プログラムのあり方や考え方において,大きな示唆を与えるものであると考える。

  • Research Products

    (4 results)

All 2009 Other

All Journal Article (1 results) Book (2 results) Remarks (1 results)

  • [Journal Article] 幼老統合ケアにおける世代間交流プログラムの開発2009

    • Author(s)
      吉津晶子
    • Journal Title

      平成18年度〜平成20年度科学研究費補助金基盤研究(C)研究成果報告書

      Pages: 65

  • [Book] 保育園・幼稚園のうた遊び2009

    • Author(s)
      吉津晶子
    • Total Pages
      159
    • Publisher
      成美堂出版
  • [Book] 世代間交流効果-人間発達と共生社会づくりの視点から2009

    • Author(s)
      草野篤子
    • Total Pages
      256
    • Publisher
      三学出版
  • [Remarks] 熊本ドラムサークル

    • URL

      http://d.hatena.ne.jp/kumamoto-dc/

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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