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2007 Fiscal Year Annual Research Report

後発酵茶から微生物の分離とガンマーアミノ酪酸生成に関する研究

Research Project

Project/Area Number 18500603
Research InstitutionKagawa University

Principal Investigator

加藤 みゆき  Kagawa University, 教育学部, 教授 (70112654)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大森 正司  大妻女子大学, 家政学部, 教授 (80074920)
加藤 芳伸  北海道立衛生研究所, 研究員 (00414326)
Keywords後発酵茶 / ガンマーアミノ酪酸 / 微生物 / 遺伝子解析 / 学習効果
Research Abstract

本年度は後発酵茶として四国に存在している阿波番茶、碁石茶からの桶だしからの微生物の分離を検討した。その結果多くの好気性および通性嫌気性の微生物が単離することができた。中でも石鎚黒茶のカビ類の形態観察において、NBRC9405^T及び分離株に仮根形成は認められなかった。NBRC31005には胞子嚢胞子にひだ状の模様が確認された。分離株の28SrRNA遺伝子D2領域のシークエンス解読を行ったところ、相同性はMucor hiemalis f hiemalis strainと95.8%であったが、Rhzzomucor variabilisとは98.7%であった。また、分離した乳酸菌その中でもEnterococcus faecium Enterococcus avzum Leuconostoc sppの増殖とpH、及び乳酸の生成量を検討した。結果、どの後発酵茶から分離した微生物の増殖は、S字状を形成し12時間後まで直線的に増殖をしていた。また増殖に伴いpHの減少および乳酸生成量の増加が認められた。微生物のDNAの抽出は、QIAGENのDNaesy Blood&Tissue Kitを用いて行った。その結果、各分離微生物からのDNAの抽出が可能であった。その後、抽出DNAを用いて16S-rRNA遺伝子約1.5kbpを増幅するためのプライマーを用いて微生物の解析を行った。その結果、各後発酵茶から分離したEnterococcus faeciumとEnterococcus aviumおよびLactobacillus plantarumとLactobacillus pentosusには、塩基配列に大きな差異は認められなかった。一部配列中に異なった部位が認められた。また、併行してAPI同定キットを用いた同定も試みた。
γ-アミノ酪酸(GABA)の学習効果として迷路を用いた学習方法を検討し、ストレスを併用することによる学習効果の測定方法を確立することができた。結果、GABA100μgをラットに強制投与した時の迷路の脱出時間は、他の群に比較して時間がかかっていた。しかし、ストレスを与えた群においては、GABA投与群が一番早く迷路を脱出することが可能であった。また、ラットの各臓器中のアミノ酸量を測定した結果、各臓器のアミノ酸量に各群の特徴が明らかとなった。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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