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2007 Fiscal Year Annual Research Report

バナメイシュリンプにおける抗菌剤の残留性と調理による影響

Research Project

Project/Area Number 18500613
Research InstitutionAichi Konan College

Principal Investigator

宇野 和明  Aichi Konan College, 生活科学科, 准教授 (80223585)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 青木 恭彦  三重大学, 大学院・生物資源学研究科, 准教授 (00212366)
Keywords食の安全 / 抗菌剤残留 / オキソリン酸 / バナメイ / タイ国 / 国際共同 / ファーマコキネティクス / バイオアベイラビリティ
Research Abstract

【目的】本研究ではバナメイシュリンプ(Litopenaeus vannamei)における抗菌剤のオキシテトラサイクリン(OTC)及びオキソリン酸(OA)の残留特性を明らかにし、これらの残留抗菌剤が加熱調理によって、どのような影響を受けるのかを調べることを目的とする。本年度は昨年度OTCを経口投与した筋肉及び殻の分析を行い、さらに、タイ国にて飼育された供試エビにOAをサイナス内投与及び経口投与して、血リンパを採取・分析した。得られた結果からバナメイシュリンプにおけるOTC及びOAの体内動態を解析した。
【方法】筋肉及び殻におけるOTCの分析については、Sep-Pak C18による固相抽出法によりクリーンアップした後、蛍光HPLC法により行った。供試エビにおけるOAのサイナス内投与及び経口投与を次の通り行った。飼育・投薬実験:タイ国立チャンタブリ水産研究所で飼育及び投薬実験を行った。平均体重26.2gの試料エビを実験に用いた。サイナス内投与:1%オキソリン酸水溶液を調製し、27G注射針を装着したマイクロシリンジにより腹部サイナス内に投与した。経口投与:オキソリン酸の投与量が10mg/kg(10mg投与区)及び50mg/kg(50mg投与区)となるように餌料に混ぜ、ペーストにした後、カテーテルを用いて強制投与した。投薬後、所定時間ごとに5尾ずつ取り上げ、血リンパ、筋肉及び殻を採取した。分析法:試料として血リンパ1mlを実験に用いた。血リンパについてはHisepカラム(スペルコ社製)を用い、蛍光検出による直接注入法で分析を行った。
【結果】経口投与におけるOTCの動態をNoncompartment法により解析した。筋肉における0TCの最高濃度、最高濃度到達時間及び消失半減期は次のとおりであった。「10mg投与区」:0.96μg/mL、7h及び19.4h、「50mg投与区」:3.00μg/mL、10h及び15.4h。殻におけるOTCはサンプリング終了時(120h)まで高濃度残留した。OAのサイナス内投与における動態はtwo-compartment open modelにより解析された。その分布容及びクリアランスはそれぞれ1359mL/kg及び29.9mL/kg/hであった。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] キチン調製に伴う養殖バナメイエビ殻に残留するオキシテトラサイクリンの消長2007

    • Author(s)
      宇野 和明、東本 吉史、三澤 義知、ティダポン・チャウィーパック、リラ・ランパン
    • Organizer
      第21回キチン・キトサンシンポジウム(日本キチン・キトサン学会)
    • Place of Presentation
      神戸国際会議場
    • Year and Date
      2007-07-27

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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