2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18500629
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Research Institution | Wayo Women's University |
Principal Investigator |
中原 凱文 Wayo Women's University, 生活科学系, 教授 (50095717)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
湊 久美子 和洋女子大学, 生活科学系, 教授 (70211589)
北川 淳 北里大学, 一般教育部・健康科学単位, 講師 (80260529)
小池 亜紀子 (山田 亜紀子) 和洋女子大学, 生活科学系, 助手 (40438924)
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Keywords | 痩身志向 / 女子大学生 / 身体組成 / 骨量指標 |
Research Abstract |
本研究の対象者(108名)が大学入学直後の1年生後期(研究に同意が得られた者75名、平均18.7±0.6歳)に測定を開始した。その際の超音波法による骨量指標(QUS指標)のStiffness値が101.9±15.59を示し、高代謝高回転の様相であった(日本人20歳の平均値92)。また、骨吸収マーカーである尿中DPD濃度が8.1±1.95nmol/mmol・Cr(日本人成人女性正常範囲2.8〜7.6nmol/mmol・Cr)と高値を示したが、2年後の3年生(20〜21歳)では6.07±2.09nmol/mmol・Crであり、前年に比し、有意な減少(p<0.001)であった。これらの結果より、踵骨骨量のPBM(最大骨量)は18歳以前であり、且つ成長期における運動経験とその継続によりQUS指標が高値を維持する事が示唆された。また、20歳前後の状況であっても、日常生活の中で歩行数を増加させ(本人が目標値設定による介入)ることで、2ヶ月後にはQUS指標が有意(p<0.05)に高くなる事を示した。初経発来との関係で、初経時期が早い者はQUS指標が高値傾向を示し、初経発来後月数とDPD濃度との関係(1年生時)は負の相関(r=-0.294)を示した。月経不順(停止と不順を含む21名)の学生も同様であった。体格指標とQUS指標との相関では、BMIよりLBMの方がより高い相関を示した。
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