2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18500635
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Research Institution | Shikoku University |
Principal Investigator |
近藤 真紀 Shikoku University, 生活科学部, 教授 (10122566)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辻 博子 四国大学, 生活科学部, 助手 (30268700)
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Keywords | 安静時代謝 / 食事摂取基準 / 食事条件 |
Research Abstract |
大学生(男女各10名ずつ)を被験者として,ダグラス袋に呼気を採取して呼気ガス分析を行い,20歳代前半の安静時代謝を測定して,これまでに報告されている数値とどの程度,差がみられるのか検討した。 1)測定条件を一定にするため,まずは4週間にわたり被験者に全員同じ献立の食事を摂らせた。なお投与エネルギー量は40kcal/kg(標準体重)とした。 2)測定日前日は夜9時までに食事を摂らせ,激しい運動,喫煙,飲酒を禁止し,測定日は空腹状態でできるだけ運動をしないように(大学近隣に住む被験者を設定)して測定に臨ませた。 3)30分間仰臥位にて安静状態を保たせ,ダグラス袋に二方コックをつけ,蛇管と呼気マスクを接続して被験者にマスクを装着,正確に5分間呼気をダグラス袋に採取した。 4)呼気中の酸素濃度と二酸化炭素濃度を測定してRQを算出し,安静時代謝量を求めた。 5)実験結果から,食事条件を3日間統一すれば食事暦の影響は現れないものと思われた。しかし,できるだけ食事暦の影響を受けないよう配慮して同一の食事を7日間にわたり投与して被験者の安静時代謝量を測定した。その結果,男子が1245.4±252.0kcal/日,女子が1185.7±331.7kcal/日であった。 6)『日本人の食事摂取基準(2005年版)』に示されるエネルギー必要量の算出で用いられている基礎代謝量(18〜29歳男子1520,女子1180kcal/日)と比較すると,女子はほぼ同値であるのに対して,男子では18%ほど低いことがわかった。 7)被験者の体位は平成18年国民健康・栄養調査の対象者の体位とほぼ同じで,男女ともに平均的であった。しかし,歩行数は男子が37%,女子は50%ほど少なく,安静時代謝量が低値を示した一因として運動不足が考えられる。
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Research Products
(1 results)