2006 Fiscal Year Annual Research Report
ものづくりの大切さや喜びを感得し、創造性を身につける学習支援の実践研究
Project/Area Number |
18500659
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
大久保 貢 福井大学, アドミッションセンター, 助教授 (80260561)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷口 秀次 福井大学, 工学研究科, 助教授 (70115301)
山田 能生 福井大学, 工学研究科, 教授 (80358267)
小寺 忠 福井大学, 工学研究科, 教授 (80031110)
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Keywords | ものづくり教育 / 高大連携活動 / ものづくりコンテスト / 高大接続 / SPP / 工業高校 / 課題研究 / 問題解決能力 |
Research Abstract |
本研究は工業高校を対象としてものづくり教育の高大接続を目指した研究課題で平成18年度〜19年度の2年間で実施を予定している。平成18年度は高校教員と高校生を対象として大学研究室(物理系研究室と化学系研究室)への体験入学を実践した。研究協力して頂いた工業高校は大阪市立都島工業高校、京都府立工業高校、金沢市立工業高校、福井県立敦賀工業高校で教育体制の異なる工業高校の4校である。大学研究室への体験入学は福井大学工学部の知能システム工学科、建築建設工学科、情報・メディア工学科、生物応用化学科で行った。この体験入学は出張講義やオープンキャンパスなど、できるだけ大学での教育内容や教育環境の情報を伝える情報伝達型の高大連携ではなく、長期的視野にたって継続的に高大連携を実践し、高校生の資質をいかにして伸ばしていくかという教育内容への支援を視野に入れた新しい形の体験入学である。この体験入学で習得した成果・効果を検証するため、参加した4校の生徒の「成果発表会」を福井大学で開催した。今年度、参加した高校生にアンケート調査した結果、知的好奇心の喚起や問題解決能力、論理的思考力、プレゼンテーション能力などの重要性について、感じ取ったことが明らかになった。 なお、平成19年度は18年度の事業を検証するため、「ものづくりコンテスト」、「ものづくり教育のシンポジウム」を開催する予定である。
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