Research Abstract |
インドネシア国立マラン大学教員と共同し,マラン市内の小学校,中学校,高等学校で,岡山県,和歌山県,愛媛県の学校教員並びに岡山大学附属中学校教員並びに大学院生・学部生が新たに開発した環境教育教材を用いて,インドネシアで授業実践を行い,また現地の教員と研究協議を行った。またマラン大学教員が岡山県の高校で授業実践を行った。トピックとしては土壌の吸着能・保水量・微生物量,河川の自浄作用と河川堆積物に付着した微生物,硬水と軟水,窒素酸化物量,合成洗剤の性質,リモネンによるリサイクル,地球温暖化,津波と地震,環境水中の有機物量などを取り上げた。 インドネシアの子どもたちが高い興味・関心を示すことや環境問題などに対する関心の高さ,また相手側学校の教員の関心が高く,連携が容易であった。 まだ,カンボジア国立教育大学の教員による岡山県の高校での土壌をテーマにした授業を実施した。おなじ内容をカンボジアの学校でも実施した。ガーナの教員による同様の授業実践ね実施した。 以上のように適切な環境教材の開発と,学校間の連携によりお互いの興味・関心をたかめ,また連携することで両方の状況を知り合えて,教育的な効果が高いことが証明できた。 拠点となる連携大学をインドネシア・フィリピン・カンボジア・ガーナに確保でき連携を継続する学校が確保でき,今後の連携の足場ができた。
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