2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18500673
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
秋山 博臣 University of Miyazaki, 教育文化学部, 准教授 (90202556)
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Keywords | 物理教育 / IT / 教員養成 |
Research Abstract |
高校での理科の履修状況,実験経験の不足・実験技能の低下等に伴い,従来から実施してきた物理実験に対応できない学生が多くなってきた。その対策として,本研究では,(1)初歩的な実験からやや高度な実験までの素材・教材を作成し,学生の実状に合った,教員養成課程に必用な実験内容を開発すること,(2)授業におけるITの活用として,実験をコンテンツとしてIT化する過程を含んだ物理教育プログラムを開発することを行い,それらを利用して,学生の応用力・創造力を育成するための方法にっいて検討した。 本年度は,H18,19年度の簡単な実験課題・やや高度な実験内容における応用力・創造力の育成に関する調査,物理教育プログラムの検討・開発を進めるとともに,応用力・創造力の育成を図った。 1.やや高度な実験課題(学生実験)の検討,教材・実験器具およびコンテンツの制作 2.やや高度な実験内容における応用力・創造力に関する調査・分析 (1)コンピュータを利用した音速測定における応用力・創造力 (2)電気抵抗率の測定における応用力・創造力 (3)実験課題,調査方法の再検討 3.卒論レベルでの実験における検討 音,光,電場,磁場などの可視化と小・中・高・大の学校現場で使用可能な画像データの集積 4.物理実験におけるITの活用法の検討 実験のための事前学習,レボートの提出,レポートに対する事後指導等を行うシステムの調査・検討
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