2008 Fiscal Year Annual Research Report
幼児期環境教育の実践的取り組みに関する研究:ビオトープによる持続可能性の検討
Project/Area Number |
18500681
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Research Institution | Tokyo Kasei Junior College |
Principal Investigator |
大澤 力 Tokyo Kasei Junior College, 保育科, 教授 (20310394)
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Keywords | 環境教育 / ビオトープ / 持続可能な開発のための教育 / 科学性の芽生え / 里庭 |
Research Abstract |
平成20年度の研究実績は,平成18,19年度の研究実績を活用しつつ,以下の連携研究者と共に達成した。 連携研究者: 所属研究機関・部 局・職 氏名 役割分担等 玉川大学・学術研究所・客員教授 松香光夫 理論的背景とアドバイス・その他 玉川大学・農学部・教授 干場英弘 理科教育的アドバイス・その他 玉川大学・教育学部・助教 市川直子 ビオトープと子どもの観察記録・その他 東京家政大学・家政学部・講師 尾崎 司 ビオトープと子どもの観察記録・その他 東京家政大学・家政学部・助教 川添敏弘 研究成果の集計と報告書作り・その他 東京家政大学附属機関および関東地区の幼稚園2園・保育園1園:計4モデル園を対象とし,本研究のこれまで得られた成果や研究代表者が直接関わったミニビオトープ研究(平成14, 15, 16年度:基盤研究C-1)から得られた成果なども活用しつつ,日常保育でのビオトープを活用した幼児期環境教育の実践検討を行った。その結果,(1)ビオトープの改造,(2)ビオトープを通した生物との関わり,(3)園庭における植物との関わり,(4)ミニ田んぼビオトープとの関わり,(5)まとめといった事項に集約した成果が得られた。さらに,持続可能性を高揚するには保育における乳幼児期の科学性の芽生えを育む里庭体験としての視点を加味することが重要とした報告書を作成し,研究協力園約2,000件に研究成果の送付を実施した。これらの成果を踏まえ,2009年度基盤研究(C)として「幼小連携における持続可能性教育の実践的取組の研究:科学性を育む里庭体験の検討」を申請したが,無事に採択されることとなり,今後3年間にわたる発展的な研究としてのスタートに繋がる実績が得られた。
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