2006 Fiscal Year Annual Research Report
診療放射線技師教育のためのレーザー光を用いた模擬CT装置システムに関する研究
Project/Area Number |
18500715
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
小倉 泉 首都大学東京, 健康福祉学部, 助教授 (50204160)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安部 真治 首都大学東京, 健康福祉学部, 助教授 (80192996)
乳井 嘉之 首都大学東京, 健康福祉学部, 助手 (20279780)
肥後 尚志 日本大学, 理工学部, 教授 (80059500)
篠田 之孝 日本大学, 理工学部, 講師 (80215988)
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Keywords | 教育用機器 / 模擬CT装置 / 模擬CT画像 / 教育支援システム |
Research Abstract |
臨床現場においてX線CT検査は主要な検査法の一つとなっているため、診療放射線技師を養成する教育施設では主に実際のX線CT装置を用いた実験・実習を行っている。しかし、学生が電気的・画像解析的な原理を理解するには、実際のX線CT装置では内部構造が複雑で大型のため、実験・実習内容が制限されるとともに、X線による被曝の危険性にも考慮する必要がある。そのため、この目的に沿った簡便な教育用装置が求められている。 そこで、我々はレーザー光を用いて教育用模擬CT装置システムを構築することを目的に、直進光成分の指向性と選別性に優れる光ヘテロダイン干渉法を用いて実験装置を構築し、検討した。試作した模擬CT装置を用いることで、学生は実際にスキャン時のビームを視認でき、X線による被曝も回避できる。また、得られた透過光強度データをもとに、X線CT装置で用いられている画像再構成アルゴリズムによって模擬CT画像を作成できるため、高い教育効果が期待できる。 なお、試作したシステムはプロトタイプのため、90×180cm^2の除振台の全面に展開する寸法を有し、データ収集時間も90分を必要とするため、このまま学生実験に適用するには困難である。 そこで、透過光の検出方法を簡素化することで装置を小型化し、複数台の同時使用も可能な簡易型の教育用模擬CT装置を新たに試作した。この装置では、ステップモーターの制御と透過光強度データの収集にポケットコンピュータを用いることで、装置全体を小型化した。データ収集時間はこれまでの90分から8分に短縮でき、装置の寸法・重量も大幅に小型化できた。本教育支援システムを用いて学生実験を実施することで、教育効果が一層高まると考えられる。今後、透過光強度データの取得から画像再構成による模擬CT画像の作成までを一連のシステムで構成するとともに、最適なファントムについて検討する予定である。
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Research Products
(3 results)