2006 Fiscal Year Annual Research Report
学校を基盤とするカリキュラム開発におけるリーダーシップグループの役割のモデル化
Project/Area Number |
18500720
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
木原 俊行 大阪市立大学, 大学院文学研究科, 助教授 (40231287)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢野 裕俊 大阪市立大学, 大学教育研究センター, 教授 (80182393)
森 久佳 愛知江南短期大学, 現代幼児学科, 講師 (00413287)
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Keywords | 教育工学 / カリキュラム開発 / リーダーシップ / 事例研究 / 国際比較研究 / カリキュラムマネージメント / カリキュラムコーディネータ |
Research Abstract |
1.研究計画の再確認 研究代表者の木原及び同分担者の矢野・森が大阪や三重に集い,研究目的や研究計画を再確認した。 2.我が国の小中学校のすぐれたカリキュラム開発事例の収集.そこにおける「リーダーシップグループ」の組織化や役割の分析 研究代表者の木原及び同分担者の矢野がここ数年共同研究を実施してきた,2つの小学校(大阪・広島)を対象として,カリキュラム開発に関する事例収集に努めた。1校は読解力の向上を,もう1校はコミュニケーション能力の育成・小中一貫教育を研究テーマに設定している学校である。両校を訪問し,そこで営まれている,学校を基盤とするカリキュラム開発の実際に関する資料(研究・研修計画,年間指導計画,指導案,実践記録など)を収集した。同時に,研究推進委員会などに参加し,そこで参与観察をおこなうとともに,同委員会等のメンバー(学校長,教頭,教務主任,研究主任など)に対する面接調査を実施した。 3.英国の実践事例データの収集・整理 英国において「学校を基盤とするカリキュラム開発」を成功させている小中学校を訪問し,そこにおける「リーダーシップグループ」の組織化や役割に関する情報や資料を収集した。カリキュラム開発の進展,それに果たした「リーダーシップグループ」の役割について,詳細にヒアリングを試みた。 4.「学校を基盤とするカリキュラム開発」における「リーダーシップ」に関する文献研究 研究代表者及び同分担者が,協力して,英来のカリキュラム研究,とりわけカリキュラム開発に関する文献を幅広く収集し,リーダーシップ概念の台頭や変遷,その動向を明らかにした。
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Research Products
(5 results)