2007 Fiscal Year Annual Research Report
身体動作を伴う体験を重視するVR型知的学習支援システムの開発と実践
Project/Area Number |
18500721
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Research Institution | Hiroshima City University |
Principal Investigator |
松原 行宏 Hiroshima City University, 情報科学研究科, 教授 (30219472)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩根 典之 広島市立大学, 情報科学研究科, 准教授 (60264933)
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Keywords | 教育工学 / 人工知能 / バーチャルリアリティ / 反力デバイス / インタフェース |
Research Abstract |
学習者の自発的な学習を支援するため、反力デバイスなどのVR技術に着目し、平成18年度にリアリティを伴った体験型学習支援システムの枠組みの検討を行い、2種類のプロトタイプシステムを構築した.本年度は、そのシステム(システム1(滑車の題材)、システム2(鉛直投げ上げの題材))を用いて、授業の設計を行い、高等専門学校等で教育実践、および評価実験を行った.具体的には、高等専門学校生3年生40名を対象として、反力デバイスを用いたシステムと、マウスによる同等の操作が擬似的に行えるシステムと2種類用意して使用させ、比較を行った.その結果、(1)システム使用時と使用後、また一定期間(1週間)を経た後のタスク達成率を調べたところ、反力デバイスを用いたグループでは、いずれのケースでも高いタスク達成率を示していた.(2)力感覚を実体験させているので、重さの感覚に関する測定を行なったところ、反力デバイス利用グループでは実際の重さと感じた重さの一致率が高くなっている傾向が示された.(3)また、質問紙によりシステム全般に関する評価項目を調査したところ、反力デバイスによるシステムは、学習者に教材への興味を喚起させた傾向が見られた.(4)一方、上記評価は短期間(システム使用後、一定期間後の評価は1週間後とした)で行なっているため、知識の定着の程度を考察するためには更なる検討が必要である. 以上により、学習者の自発的な学習を支援するのに、一定の効果があること、また詳細な効果を見るため、継続的な評価実験を行なう必要があることがわかった.また、基本システムに視覚系リアリティ機能を追加すること検討し、簡易型の視点変更モデルを検討した.
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Research Products
(5 results)