2007 Fiscal Year Annual Research Report
実験を含む非同期型遠隔教育における学習支援方式および授業スケジューリング方式
Project/Area Number |
18500732
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Research Institution | Tokyo Denki University |
Principal Investigator |
三井 浩康 Tokyo Denki University, 理工学部, 講師 (70328532)
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Keywords | 遠隔教育 / e-ラーニング / 学習支援システム / 授業スケージューリング / 組込みシステム |
Research Abstract |
1.組込みソフトウェア(SW)技術者育成のための学生実験の研究を行った。組込みSW開発技術者数は大幅に不足している。システムアーキテクチャ設計技術、ハードウェア(HW)技術、SW技術のわかる組込みシステム技術者、組込みSW技術者の育成が急務であり、大学での教育も重要になっている。H19年度は「組込みHW開発,組込みSW開発,システムアーキテクチャ設計を含むHW/SW協調設計の基礎技術を習得する実験方式」の提案を行い、実証システムを組み、評価を行った。HW/SW協調設計は抽象度の高い上流設計からシステム記述言語(SystemC)で機能モジュールを設計し、トレードオフ条件に従って性能を評価した後にHW、SWの分割を決め、具体的なHW、SWとして並行開発する。JPEGエンコーダを題材にHW/SW協調設計を学生実験として構築した。大学での組込みSW技術者教育方式として学生実験により組込みシステム開発の基礎習得を図る提案を論文にまとめ発表した。国際会議2件および国内学会で発表するとともに、査読有りのProceedingsに論文2件が掲載された。2008年3月にIEEEジャーナルおよび電気学会論文誌に投稿した。 2.遠隔教育として「協調学習における議論場と作業場間の連携支援方法とその実験評価」の研究を行った。教員が遠隔講義用教材で講義をした後、学習者がグループ別に協調学習を行う方式であり、学習者はチャットで検討・議論を行い,学習成果をドキュメントとして作成する。その過程で,チャットのログおよびドキュメント変更のログをサーバに蓄積する。学習支援として、教員支援とシステム支援を実現した。教員支援では,教員に学生の状況を示し教員のアドバイスを支援する。システム支援ではシステムが蓄積したデータを分析して白動的に学生の支援を行なう。提案システムを構築し実験評価を行った。成果をまとめ2008年電気学会論文誌に投稿中である。
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Research Products
(5 results)