2009 Fiscal Year Annual Research Report
瞬目と唾液アミラーゼを指標としたWeb上の文字の読みやすさとストレスとの関係
Project/Area Number |
18500746
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Research Institution | Kansai University of International Studies |
Principal Investigator |
小孫 康平 Kansai University of International Studies, 人間科学部, 教授 (60260022)
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Keywords | 教育工学 / 瞬目 / 唾液 / 読みやすさ / ストレス |
Research Abstract |
1.瞬目のビデオ画像解析システムの検討 画像解析ソフトウェアである「Scion Image」および「Image J」を利用した瞬目のビデオ画像解析システムの実用性について検討した。特に、瞬目率、瞬目間間隔、瞬目持続時間について総合的に検討した。 2.様々なストレスレベルにおける唾液アミラーゼ変動パターンの検討 課題困難度とストレスレベルとの比較をするために、様々な状況のストレス時における唾液アミラーゼ変動パターンについて検討した。 3.読みやすさと瞬目・唾液アミラーゼ・指尖脈波との関係 (1)エッセイの文章の読みやすさと瞬目・唾液アミラーゼ コンピュータディスプレイ画面に呈示されたエッセイの文章の読みやすさと被験者の瞬目および唾液アミラーゼとの関係を分析した。特に、コンピュータディスプレイ画面上の背景色と瞬目率および唾液アミラーゼ値との関係について検討した。 (2)読みやすさと指尖脈波 コンピュータディスプレイ上の文章の読みやすさと被験者の指尖脈波との関係を分析した。測定で得られたデータを用いてカオス解析を行い、リアプノフ指数を指標としたストレスとの関係について総合的に検討した。また、インターネットなどのメディアに対する満足感の指向性を明らかにした。 4.研究成果報告書の作成 評価の生理指標としての瞬目および唾液アミラーゼの妥当性について総合的に検討し、研究成果報告書を作成した。
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