2006 Fiscal Year Annual Research Report
携帯電話型予習・復習支援システムによる家庭学習の習慣化
Project/Area Number |
18500747
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Shikoku University |
Principal Investigator |
奥村 英樹 四国大学, 生活科学部, 准教授 (80233477)
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Keywords | 教育工学 / 情報システム / システム開発 / 携帯電話 / 家庭学習 / m-Learning / モバイルラーニング / ドリル学習 |
Research Abstract |
1、生徒の家庭学習の支援に関する調査 実践対象となる県内の高校(1校)において、生徒の家庭での学習状況や等について調査を行った。また、調査した結果をもとに、実践を依頼している高校の教員と勉強会を2回開催した。更に、生徒が必要としている学習環境についての検討会ももち、学校現場で必要としている機能などのヒアリングを行った。 2、システムの要件整理と仕様の確定、開発 調査やヒアリングの結果をもとにした、システムの要件整理と仕様の確定・開発を行った。ベースとなるシステムは既に平成17年度に作成しているが、携帯メールによるユーザ登録、生徒の希望する時間でのメールの送信、ランキング表示などの機能を追加した。また、開発に際しては、代表的な携帯電話会社(3社)の機種を入手し、画面表示やメール配信等の動作確認を行った。 3、実施環境の構築と実践準備 高校に提供するためのサーバとバックアップシステムを新たに導入し、県内の高校での勉強会において操作説明を行った。 4、実践と経過の分析 実践は、高校の定期試験に合わせて、6月下旬〜7月初旬と、12月初旬〜中旬に行った。実践期間終了後は、質問紙によるアンケート、あるいは携帯電話からのオンラインでのアンケート調査を、生徒と教員に行った。 5、実践結果の分析と評価 実践結果の記録とアンケートの分析を行い、システムの評価を行った。研究結果の報告として、11月に学会発表を行うとともに、3月に論文発表を行った。 システム活用のためのマニュアルも作成し、実践前に配布しながら順次改良を行ってきた。
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