2006 Fiscal Year Annual Research Report
再生可能エネルギーの革新的普及制度のあり方についての経済学的研究
Project/Area Number |
18510038
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
大島 堅一 立命館大学, 国際関係学部, 助教授 (00295437)
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Keywords | 再生可能エネルギー / 再生可能電力 / 自然エネルギー / 電力買い取り補償制 / RPS制 / 競争入札制 / 環境政策 |
Research Abstract |
本年度の研究において、次の2点について研究を行った。 1)ヨーロッパ各国の再生可能エネルギー普及政策、特にドイツ、イギリスの制度についての調査を行った。ドイツは電力買い取り補償制、イギリスは競争入札制の典型事例である。インターネットおよび電話での資料収集により、実施状況については把握することができた。この結果は、論文として公表した。 その内容を簡単に述べれば、ドイツの電力買い取り補償制が成功したのは、制度設定以後、実態に合わせて頻繁な制度変更を行ったためであるといえる。またイギリスの競争入札制では、契約量に比して実績が伴わなかったが、これは再生可能電力事業者が非現実的な価格付けを行ったことによるものと考えられる。 2)アメリカ各州のRPS制についての資料収集を行った。特に、テキサス州の最新の実施状況について詳しい資料を得た。次年度以降の研究につなげることとしたい。
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