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2006 Fiscal Year Annual Research Report

放射線によるミトコンドリアDNAの変異誘発機構

Research Project

Project/Area Number 18510054
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionAichi Cancer Center Research Institute

Principal Investigator

組本 博司  愛知県がんセンター(研究所), 中央実験部, 研究員 (00291170)

Keywords放射線 / ミトコンドリア / ミトコンドリアゲノム / 変異
Research Abstract

食道がんのmtDNA高頻度で変異が生じるメカニズムを解明するため、食道がん培養細胞株(KYSE-30,110,410)及び正常培養細胞株(SuSa/T-n)にX線を照射し、mtDNAに生じる変異を解析した。方法は、まず生存率が0.01となるようにそれぞれの細胞株にX線を照射し、多数のコロニーを単離した後、それぞれのコロニーからDNAを抽出した。D310領域はmtDNAのD-loop領域中に存在するC塩基の繰り返し配列であり、高頻度で変異が見られるホットスポットである。この領域に特異的なPCRを行い、その産物をGeneScanにかけ、D310領域のCの繰り返し数毎の細胞内での存在比を求めた。変異D310の細胞内における存在比が0.3以上のものをD310に変異を持つコロニーと定義し、各々の細胞株についてX線照射、非照射のコロニーを解析した。その結果、D310領域のC塩基のくり返し数はSuSa/T-n,及びKYSE-410では殆ど変異は見られなかったが、KYSE-30では約10%、KYSE-110では約30%のコロニーで変異を示した。最近、p53タンパク質は核だけではなくミトコンドリアにも局在し、mtDNAやミトコンドリアのDNAポリメラーゼであるポリメラーゼγと相互作用していることが報告された。mtDNAに高頻度で変異を持つ細胞株(KYSE-30および110)では我々の以前の解析からp53遺伝子に変異を持つことが明かとなっており、p53タンパク質がmtDNAの安定性に重要な役割を果たしていることが示唆された。
今後、mtDNAの複製に働くのみならずmtDNAの修復にも重要な役割を果たしているDNAポリメラーゼγについてその発現を食道がん培養細胞株について解析し、上記の実験の結果であるmtDNAの変異の生じやすさとの相関を解析する。発現の解析はウェスタン法により行う。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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