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2006 Fiscal Year Annual Research Report

紫外線照射下での化粧品添加物による皮膚毒性の発現予測の試み

Research Project

Project/Area Number 18510062
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionKyoto Prefectural University of Medicine

Principal Investigator

半田 修  京都府立医科大学, 医学部・生体安全医学講座(寄附講座), 講師 (90381970)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 吉川 敏一  京都府立医科大学, 医学研究科・免疫内科学, 教授 (90158410)
吉田 憲正  京都府立医科大学, 医学研究科・消化器内科学, 講師 (30166962)
内藤 裕二  京都府立医科大学, 医学部・生体機能分析医学講座(寄附講座), 准教授 (00305575)
古倉 聡  京都府立医科大学, 医学部・生体安全医学講座(寄附講座), 准教授 (80347442)
Keywords化粧品添加物 / 毒性発現 / 紫外線照射 / 遺伝子解析 / ケラチノサイト
Research Abstract

腐敗を防ぐための様々な添加物が化粧品には含有されており、安全なものとして日常的に我々は使用している。しかし我々の皮膚は紫外線に曝されており、その影響を無視することはできない。本研究では、化粧品添加物が皮膚に与える影響を遺伝子発現解析により検討し、従来の安全性試験では見過ごしてしまうような潜在的ではあるが長期にわたり少しずつ暴露した場合に、やがて顕在化するような毒性の発現予測の評価法の確立を目的としている。モデル添加物としては安全な化粧品添加物として使用されてきたメチルパラベン、2-オクタンジオール、2-フェノキシエタノールを使用した。培養皮膚ケラチノサイト(HaCaT)に対して毒性が現れない添加物の濃度、もしくは紫外線照射量を設定し、これをもとにしてsubtoxicな濃度の添加物単独の使用もしくは紫外線単独の照射、および両者併用時のヒト正常皮膚ケラチノサイトの遺伝子発現のパターンをGene Chipを用いて網羅的にスクリーニングし、毒性発現に関与する標的遺伝子を検討した。以上の検討により現在までのところ、最も多く使用されており、安全とされている優れた化粧品添加物であるメチルパラベンを添加した皮膚ケラチノサイトが紫外線照射により酸化ストレスを介してアポトーシスをひきおこすことが判明した。またそれ以外の添加物においても、添加物単独では皮膚毒性を示さない群においてもUVB照射併用により毒性が増強されることが明らかになった。またそれぞれの群において酸化ストレス関連遺伝子、転写因子関連遺伝子、アポトーシス関連遺伝子などの発現増強がみられた。以上の候補遺伝子につき他の添加物でも同様の発現増強が見られるか検討中である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Methylparaben potentiates UV-induced damage of skin keratinocytes.2006

    • Author(s)
      半田修, 古倉聡, 足立聡子, 高木智久, 内藤裕二, 谷川徹, 吉田憲正, 吉川敏一
    • Journal Title

      Toxicology 227巻・1-2号

      Pages: 62-72

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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