2007 Fiscal Year Annual Research Report
マスカスタマイゼーション志向の再構成可能生産システムに対する機動的管理方式の開発
Project/Area Number |
18510126
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
高橋 勝彦 Hiroshima University, 大学院・工学研究科, 教授 (00187999)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森川 克己 広島大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (10200396)
神垣 太持 広島国際学院大学, 情報学部, 講師 (80261064)
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Keywords | 臨機応変生産指示方式 / 再構成可能生産システム / 機動的管理方式 / マスカスタマイゼーション / 変種変量生産 / 需要の非定常変化 / ラインバランシング問題 / セルフォーメーション問題 |
Research Abstract |
本年度は,まず総需要量が安定した下で,各製品の需要量比の変化に対する機動的管理方式として,平成18年度に開発した需要量比変化に対する検知・調整方式について,そのために開発した生産システムシミュレータにより実験的評価を行い,その結果について検討した.その結果,開発した機動的管理方式により十分な効果が得られたことから,場合によっては開発した機動的管理方式の改良を行うことも考えていたが,その必要の無いことを確認した.その結果より,以降の研究の方針について決定した. 続いて,平成18年度に開発した多品種多段階生産システムシミュレータにより,候補となる工程編成の下で総需要量と需要比の影響を実験的に分析し,その結果より総需要量と需要比の変化に対する工程編成の方式について検討した.その上で,総需要量と同時に需要量比の非定常な変化の検知機能と,生産システムの工程編成の調整機能を開発した.総需要量も変化することを前提とするため,生産システムの工程編成としては,生産工程数も変化に応じて変更すると同時に各生産工程に割当てる要素作業について検討する必要があることから,総需要量と需要量比の変化に対する工程編成の調整方式を開発した. さらに,開発した総需要量と需要量比に対する検知・調整方式を基に,需要量比変化とその検知・調整機能を持つ生産システムシミュレータを開発した.その際には,平成18年度に開発した多品種多段階生産システムシミュレータに,需要量比のみならず総需要量の変化に対する検知と調整方式を組み込むことで,生産システムシミュレータを開発した.
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Research Products
(4 results)