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2006 Fiscal Year Annual Research Report

新製品導入時のマーケティング戦略と市場メカニズムについての構成的手法による研究

Research Project

Project/Area Number 18510133
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionTakushoku University

Principal Investigator

北中 英明  拓殖大学, 商学部, 助教授 (20297089)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 柴 直樹  千葉工業大学, 社会システム科学部, 助教授 (50226164)
Keywords新製品開発 / エージェント・アプローチ / マーケティング / シミュレーション / 市場メカニズム
Research Abstract

本研究の目的は、新製品開発・導入戦略に焦点をあて、新しい研究手法としてさまざまな研究領域において近年注目を集めている構成的手法(エージェント・ベース・アプローチ)を用いて、新製品導入時の企業のマーケティング戦略と市場メカニズムについての研究を行うことである。
研究初年度にあたる今年度は、今後の研究計画全体の基礎部分の充実を図るという観点から、先行研究についてのレビューを行い、エージェント・ベース・アプローチを展開していく上での、現時点での問題点の抽出と今後の課題の把握に努めた。それと平行して、今後のシミュレーション・モデルの主要コンポーネントとなるようなメカニズムとして、特に消費者間の相互作用について注目し、消費者間の相互作用の存在が、市場においてどのようなメカニズムによって、市場の状況に対して影響を及ぼしているのかということに焦点を当てて、その解明と基本モデルの構築に取り組んだ。
消費者間の相互作用といえば、従来から口コミとして注目され、その重要性が指摘されてきた。こうした口コミを消費者間相互作用の事例として捉えるのが一般的ではあるが、今年度の研究では、そうした一般的な概念に加えて、口コミのように消費者が明示的・意図的に関与する現象以外に、通常の購買活動を通じた結果、いわば無意識的におこなっていることになる消費者間相互作用--例えば、購買結果のランキングの順位に影響を与える・受けることによる相互作用を取り上げて、モデル化を通じた研究をおこなった。このように、消費者間の相互作用を単なる口コミだけではなく、市場の構造自体の中に相互作用が埋め込まれているとする視点は、市場のメカニズムを解明する上での学問的な意義も大きなものがあるといえる。
なお、構築した基本モデルを用いたシミュレーション結果を分析し、その成果を下記の国内外の学会の研究大会の場で発表した。

  • Research Products

    (2 results)

All 2006

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 消費者間相互作用における多階層についての一考察2006

    • Author(s)
      北中英明, 柴直樹
    • Journal Title

      経営情報学会 2006年春期全国研究発表大会 予稿集

      Pages: 338-341

  • [Journal Article] Analyzing the Effect of Consumers' Interaction in Purchasing New Products using Agent-based Approach2006

    • Author(s)
      Hideaki Kitanaka, Naoki Shiba
    • Journal Title

      INFORMS 2006 Marketing Science Conference

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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