2007 Fiscal Year Annual Research Report
異質的相互作用エージェントの認識場と社会・秩序形成
Project/Area Number |
18510134
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
有賀 裕二 Chuo University, 商学部, 教授 (40137857)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江頭 進 小樽商科大学, 商学部, 教授 (80292077)
橋本 敬 北陸先端科学技術大学院大学, 知識科学研究科, 准教授 (90313709)
秋山 英三 筑波大学, システム情報工学研究科, 准教授 (40317300)
小山 友介 東京工業大学, 総合理工学研究科(研究院), 助教 (80345371)
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Keywords | ソシオダイナミクス / 認識場 / 状態遷移 / 確率過程 / 確率分割 / 秩序形成 / エージェントシミュレーション / 認知枠組み付きエージェント |
Research Abstract |
本研究は初年度より国際的な議論をつうじて課題の解決を目指すものであった。最終年度にあたる第2年度は最終月2008年3月に国際会議INSC08(中央大学駿河台記念館)を実現、成功裏に無事終了できた。INSC08では本科研費グループが事務局を引き受けたばかりでなく全員が研究発表(小山氏はU-Martデモ企画)に参加した。主要な実績は以下のとおり。1.計画書の予定通り、The 3rd International Nonlinear Science Conference,March 13-15,2008を中央大学駿河台記念館にて開催した。(INSC08と略記:http://www.societyforchaostheory.org/insc/2008/)本科研費グループがLocal Organizing Committeeを引き受け、開催準備を行った。参加者は延べ80名以上(内、海外からの参加者は40名以上)であった。国際非線形科学会議INSCは、米国の学会Society for Chaos Theory in Psychology and Life Sciencesが主催し今回が第3回目にあたる。2.今年度もINSC08のPlenary Speaker としてロサンゼルス在住の青木正直教授を招待した。講演はMittag-Leffler Distributions,Power-laws and Non-Self Averaging in Macroeconomicsであったが、講演内容は当科研費研究の課題を解く新規の画期的方法を呈示するものであり、研究代表者は青木の方法に従い、研究課題である華厳ゲームを解く方法を開発することができた。3.昨年同様にeconophysicsの国際セミナーを開催し、統計力学の社会システムへ応用の可能性を議論した。2007年11月1日でProf.Bertrand Roehner(Institute for Theoretical and High Energy Physics,University of Paris)を囲む連続セミナーを行い、当研究計画の主題について議論を深めた。
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