2007 Fiscal Year Annual Research Report
中国のロジステイックスの現状と灰色理論を用いた時系列EIQ法の研究
Project/Area Number |
18510136
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Research Institution | Kanagawa University |
Principal Investigator |
北岡 正敏 Kanagawa University, 情報システム創成学科, 教授 (90078311)
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Keywords | 灰色理論 / ロジスティクス / EIQ表 / 生産在庫管理 / 生産自動化システム / 物流管理 / 中国物流 |
Research Abstract |
1)ロジステクスシステムにおける生産管理システムと時系列EIQの問題: (1)SCMにおける部品共有化指標の方法としてEIQ法を拡大したSIQ法とPIQ法を提案した。新しく部品共有化指標を用いて組立て製品の生産管理システムにおける部品中心と製品中心の比較をした。組立て品の部品共有化率により在庫量とサービス率の経済性比較を予測手法、サービス率、共通化指標によりシミュレーションした。解析にはタグチメソドを利用した。(2)配送センターにおける不規則な出荷データの予測に灰色理論のGM(1,2)モデルの変形法を提案した。不規則な出荷データの予測はこれまでの時系列予測手法は適用できなかったが、提案した灰色理論による手法により予測が可能になった。またGM(1,2)の統計的検討をした。(3)中国でのロジステクスシステムの内容に関しては資料を収集し、さらにモデル式へのあてはめを検討している。 2)生産自動化の改善: 自動化生産システムの改善をするのにAND/ORグラフ、時間ペトリネットと推論構造を用いておこなう方法を提案した。自動化システムの工程改善をおこなうのに、最初に工程の動作内容をAND/ORグラフで記述する。つぎにAND/ORグラフを時間ペトリネットに変換しT-インバリアント,P-インバリアントの計算を行い工程の流れを解析し有界性、活性、安全性の検証をおこなう。つぎに時間ペトリネットの時間差を発見し、推論構造より問題点を見つけ改善案を提出する方法を提案した。さらに、改善案をPLCによるプログラムにより実現し検証する。 3)灰色理論: (1)これまで利用されていたISMに対して新しく灰色理論を用いた灰色型階層構造理論GSMを提案した。つぎに灰色型階層構造理論(GSM)を用いて、消費者の感性を灰色理論により測定して、実際に市場調査法を提案した。(2)24時間連続的に変化する時系列データは循環データとなる。このような循環して変動するデータの予測や変動のパターンの解析に灰色理論を用いて行う方法を示した。変動するデータをあらかじめスプライン関数でデータを平滑化する。次に平滑化されたデータを正規化法で標準化し、灰色理論で予測する方法を提案した。
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Research Products
(13 results)