2007 Fiscal Year Annual Research Report
試作ピエゾセンサーによる機器安全保持のためのひずみモニタリング方法
Project/Area Number |
18510152
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Research Institution | Tokyo National College of Technology |
Principal Investigator |
黒崎 茂 Tokyo National College of Technology, 機械工学科, 教授 (70042710)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斉藤 純夫 東京工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (90413749)
清水 昭博 東京工業高等専門学校, 機械工学科, 准教授 (90149914)
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Keywords | 非破壊検査 / 実験応力ひずみ測定 / ひずみモニタリング / ピエゾフィルム / 圧電性 / ボルト軸力 / ひずみゲージ / 応力集中 |
Research Abstract |
1.ピエゾケーブルを使用したひずみモニタリング方法の研究 ピエゾケーブルを利用したひずみ測定法を開発した。従来の「ひずみゲージ」が抵抗線を利用したのに対して、本研究で開発した方法は、ピエゾケーブルをゲージ素線として利用した。実験結果からピエゾケーブルをひずみゲージと同じようにしてひずみ測定ができることが判明した。(機械学会、非破壊検査協会発表) 2.ピエゾケーブルを用いた自動車用ハブボルトの軸力検出モニタリング 本研究は、自動車のハブボルトの軸力検出にピエゾケーブルを利用した研究である。すなわちハブボルトにピエゾケーブルを挿入し、ハブボルトの軸力を検出する事ができることを実験的に明らかにした。(機械学会、非破壊検査協会発表) 3.プラント用フランジ継ぎ手へのピエゾフィルムを利用したひずみモニタリング法の研究 化学プラントに多数使われているフランジ継手への応用研究である。継手部の締結強度の信頼性を、ピエゾフィルムを用いてモニタリングする。フランジの締結部へ、ピエゾフィルムをはさみ締結強度をピエゾフィルムの圧電性から検出する。実験結果からフランジの締結強度をピエゾフィルムを利用することにより可能であることがわかった。(非破壊検査協会発表) 4.ピエゾケーブルを利用したボルト継手の締結健全性モニタリング方法 ボルト継ぎ手の締結強度のモニタリングにピエゾケーブルを用いた研究である。せん断継手、引張継手の2種類のボルト継手に応用し、締結強度を部分的に検出する事がわかった。
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