2008 Fiscal Year Final Research Report
The History of Philosophy as"Translation"
Project/Area Number |
18520005
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Philosophy/Ethics
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
ITO Michio Tokyo University of Agriculture and Technology, 大学院・共生科学技術研究院, 准教授 (50232476)
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Research Collaborator |
TOBISHIMA Tobishima 東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究院, 講師 (60302915)
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Keywords | 哲学史 / 翻訳 / ナショナリズム / 教育の制度化 / フィヒテ |
Research Abstract |
19世紀哲学史における哲学書の「翻訳」をテーマに、いかなる哲学書が、フランス、ドイツ、イギリスなどで相互に翻訳され、標準的な哲学史観ができあがっていくかを概観した。背景には、ナショナリズムの成立と国家としての哲学イデオロギー、教育体制と哲学教育の制度化が挙げられる。具体的には、哲学史書の相互翻訳、ドイツ哲学者フィヒテのフランス語翻訳とその解釈、フランス哲学者V.クーザンのプロシア教育体制の報告という場面における「翻訳」をとおして、哲学史の新しい理解の道を示した。
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Research Products
(3 results)
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[Remarks] 科学研究費報告書研究代表者 伊東道生「翻訳の哲学史と哲学」(p.1-11)「翻訳の哲学史~19 世紀のフィヒテ翻訳」(p.12-39)「哲学と教育の翻訳~『クーザン報告』をめぐって」(p.40-82)
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[Remarks] 研究協力者飛嶋隆信「アンドレ・マルローの美術論の評価および19世紀ドイツの思想の影響について」(p.83-86)以上の論文を冊子体による報告書として印刷、配布。