2007 Fiscal Year Annual Research Report
ワイマール映画の中のハリウッド-ドイツ国民映画の変容と展開-
Project/Area Number |
18520219
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
田中 雄次 Kumamoto University, 文学部, 教授 (60040490)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 幹郎 京都大学, 大学院・人間環境学研究科, 教授 (60185874)
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Keywords | ワイマール映画 / ハリウッド / ドイツ国民映画 / 表現主義 / 『ニーベルンゲン』 / F.ラング / F.W.ムルナウ / 『最後の人 |
Research Abstract |
1 本研究の目的は1919年-1933年におけるワイマール期のドイツ国民映画の変容と展開を主にハリウッドとの関係において検討することであった。 2実施した研究計画の概要 (1)2007年7月に研究代表者と研究分担者が、熊本大学において今後の研究に関して事前調査の打ち合わせを行った。 (2)研究代表者は8月下旬から9月上旬にかけてドイツのフランクフルトおよびベルリンの映画博物館において、学芸員の協力を得てワイマール中期(1924-1927)の映画作品に関する資料を収集した。研究分担者は、東京国立近代美術館フィルムセンターやアテネフランセにおいて、研究員の板倉史明氏の協力得てワイマール後期の映画研究を行った。 (3)研究代表者は、2007年10月がら11月にかけてワイマール映画を含めた熊本大学公開講座を実施した。さらに2007年12月1日に開催された第3回日本映画学会(於:京都大学)において、「ドイツ国民映画典型としての『ニーベルンゲン』(1922-1924)」の講演を行った。 3研究に意義どその重要性 研究代表者は2008年3月に『ワイマール映画研究-ドイツ国民映画の展開と変容-』(熊本出版文化会館)を出版した。本書は日本におけるワイマール映画に関する本格的な研究であり、これからの基本図書としての意義を持ち得ると確信している。
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