2008 Fiscal Year Self-evaluation Report
A Historical and Theoretical Study of Representations of Pan-Pacific Cultures in Modern British and American Literature
Project/Area Number |
18520232
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
ヨーロッパ語系文学
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
ARAI Hidenaga Osaka Prefecture University, 人間社会学部, 准教授 (00212598)
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Project Period (FY) |
2006 – 2009
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Keywords | D・H・ロレンス / 批評理論 / 脱領土化 / 再領土化 / 群衆 / アジア / 優生学 / セクシュアリティ / ポストコロニアリズム |
Research Abstract |
英国のモダニズム作家D・H・ロレンスがヨーロッパとアメリカ合衆国を舞台として書いた『セント・モア』(1925)と当時の欧米のアジア観やアジア表象との比較検討により得られた洞察を出発点として、近現代英米文学において環太平洋諸国あるいはそこに住む人々が、欧米植民地主義・帝国主義等を背景にどのように表象されてきたのかを文学・思想史的に解明することにより、今後の英米文学・文化の一層の理解、さらには環太平洋地域における有意義な文化・社会的交流のための視座を提供することを目的とする。
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Research Products
(5 results)
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[Remarks] 新井英永、「遠藤不比人・大田信良・加藤めぐみ・河野真太郎・高井宏子・松本朗 『転回するモダン-イギリス戦間期の文化と文学』」、『英語青年』、2009年3月号、65ページ
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[Remarks] 新井英永、「武藤浩史・川端康雄・遠藤不比人・大田信良・木下誠『愛と戦いのイギリス文化史 1900-1950年』-高密度の相互参照により織り成された画期的テクスト」、『週刊読書人』、2007年6月1日号、5ページ