2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18520257
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
青柳 悦子 University of Tsukuba, 大学院・人文社会科学研究科, 教授 (70195171)
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Keywords | フランス語圏文学 / マグレブ文学 / チュニジア / ポストコロニアル / 多言語状況 / 世界文学 / 北アフリカ |
Research Abstract |
本年度はチュニジアの文学状況、文学研究の蓄積状況、文学研究の蓄積環境を捉えるために、以下の研究をおこなった。 1) 平成20年4月22日〜5月3目までチュニジアにおいて現地調査をおこなった (1) チュニジア社会科学研究院(CERES)主催のシンポジウム「植民地期における言語の地位と使用」 (4月22日〜26日) に参加 (2) 首都チュニス郊外で年に1度おこなわれる書籍見本市を視察 (4月26日) (3) チュニジアにおける最大の文学賞であるコマール文学賞授賞式(4月26日)に参加 (4) スース大学文学部教授ナジマ氏、フランス文学科教員8名、同学科教員ヌジャース氏と面談。 チュニジアの現代文学の動向、スース大学における文学教育のあり方、学生の卒業論文・修士論文の傾向について情報収集(4月29日) (5) チュニジアを代表する現代作家エムナ・ベルハジ・ヤヒヤの自宅にてインタビュー (5月1日) (6) CERES図書室および文学関係ではおそらくチュニジア最高の文献収蔵機関であるIBLA (アラブ文芸院) で資料収集 (4月26日〜5月2日) 2) 上記の活動によって収集した情報・資料の読解、整理をおこなった (平成20年5月〜21年3月) 本年度は資料の整理・解読に専念し、研究発表をおこなうことができなかったが、最終年度である次年度にまとめて発表する予定である。
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