2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18520285
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Research Institution | Jumonji Junior College |
Principal Investigator |
東 聖子 Jumonji Junior College, 文学部, 教授 (20060717)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤原 マリ子 山口大学, 教育学部, 教授 (30363089)
金子 美都子 聖心女子大学, 文学部, 教授 (90138545)
竹田 賢治 神戸学院大学, 人文学部, 教授 (00098477)
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Keywords | 比較詩学 / 国際ハイク / 歳時記 / 詩的語彙 / エスニシテイ / 四季の詞 / 文学と季節 |
Research Abstract |
平成20年度は、本プロジェクトの最終年度であり、日・韓・中・米の研究者12名が「世界歳時記における国際比較」に関する各自の研究をまとめた。年度末の3月には、389頁からなる『研究成果報告書』が完成した。 研究対象の範囲は、アジアの他、アメリカ・フランス・ドイツ・イギリス・スペイン・ブラジルに及んでおり、報告書はHAIKUを通して各民族の詩的風土や言語的特質・エスニシテイ(民族性)について考究した学際的研究となっている。 5論文が東アジア国際会議の機関誌の特集号「歳時記の東アジア」に掲載され、成果の一部は同・国際会議のソウル大会でも発表された。 報告書には、19本の論文の他、英国歳時記の初訳や、季語・歳時記に関する参考文献が170頁にわたり付されている。今後の学術研究への便宜も配慮した内容となっている。 世界歳時記・国際ハイクに関するアカデミックな研究としては、かつてない大がかりな本格的研究といえる。 今年度当初の下記の研究実施計画は、ほぼ予定通りに行われた。 (I)日本の古歳時記の研究・・2論文を作成(II)<特集号「歳時記の東アジア」>への論文掲載・・5論文を掲載(III)『英国歳時記』の翻訳(IV)「季語・季題」 「歳時記」参考文献の作成(V)東アジア国際会議ソウル大会への参加・発表 (VI)欧米・東アジア・その他の地域の国際HAIKUの研究論文の作成
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Research Products
(5 results)