2006 Fiscal Year Annual Research Report
アジア言語における「動詞と名詞の連続性」に関する認知類型論的対照研究
Project/Area Number |
18520290
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
堀江 薫 東北大学, 高等教育開発推進センター, 教授 (70181526)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
パルデシ プラシャント 神戸大学, 文学部, 講師 (00374984)
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Keywords | 動詞と名詞の連続性 / 定形性 / 日韓対照言語学 / 名詞化構文 / 文法化 / 間主観性・主観性 / 認知言語学 / ポライトネス |
Research Abstract |
平成18年度は、以下の研究活動を行った。 (1)日韓語の名詞化構文の談話機能に関する認知類型論的研究:日韓語の文末名詞化構文の談話・テキスト機能に関して、International Circle of Korean Linguistics 15(ICKL,グアダラハラ自立大学,7月)、Japanese/Korean Linguistics 16(JK,京都大学,10月)、日本語用論学会(12月)、Workshop on Nominalizers and copular in East Asian and Neighboring Languages(香港中文大学,1月)において研究発表を行った。これらのうち、ICKLで発表した論文はInguires into Korean Linguistics IIに掲載された。JKで発表した論文は現在印刷中である。 (II)日中語の名詞修飾構文に関するコーパスに基づく認知類型論的研究:日中語の名詞修飾構文の機能類型論的対照研究を行い、日本言語科学会(国際基督教大学、7月)において口頭発表を行った。同発表論文は現在、Studies in Linguistic Sciences(日本言語学会論文集)において査読中である。 (III)日・韓・中語のモダリティ表現に関する、対照言語学・第二言語習得データに基づく認知類型論的研究:標記課題について上述のICKL15、日本認知言語学会(9月、京都教育大)、第二言語習得研究会年次大会(12月、早稲田大)において口頭発表を行った。 (IV)日・韓・中・クメール語・マラーティー語を含めた「食べる」という動詞の意味拡張に関する認知類型論的言語接触研究:日本言語学会で「世界言語構造地図と類型論分析」に関するワークショップ(6月、東京大学駒場)を開催し、同ワークショップで標記課題について発表した。この論文は後に同学会『言語研究』130号にフォーラム論文として掲載された。
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Research Products
(6 results)