2006 Fiscal Year Annual Research Report
ミャンマー東北地方パラウン語の記述および使用状況の研究
Project/Area Number |
18520299
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
峰岸 真琴 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (20190712)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
益子 幸江 東京外国語大学, 外国語学部, 准教授 (00212209)
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Keywords | ミャンマー / パラウン語 / 言語運用 / 音声学 / 音韻論 |
Research Abstract |
・備品の購入 初年度である平成18年度は,デジタル録音機,マイク,ノート型パソコン,ポータブルハードディスクおよびデジタルビデオカメラを購入し,現地での聞き取り調査に携行した。 ・現地調査 ミャンマー東北部において,パラウン語諸方言の音声・音韻ならびに基礎語彙に関する聞き取り調査を行なった。その過程でヤンゴン大学,タウンジー大学,マンダレー大学にて,ヤンゴン,タウンジーおよびカロー,マンダレー周辺の事情について,現地研究者から情報収集を行った。 具体的には, ・タウンジー近郊のカローにおいて,パラウン語使用状況について調査を行った。 ・マンダレーとその近郊において,パラウン人の家庭,寺院,パラウン文芸文化協会を訪ね,言語および言語使用状況,パラウン語振興運動についての調査を行った。また,パラウン語文字現代資料を収集した。 これと平行して,現地のパラウン人およびビルマ人を対象に,現地における言語使用について,聞き取り調査を行った。聞き取り場面および内容は,デジタルビデオカメラおよびデジタル録音機を用いて記録した。 ・国内での研究 現地で収集した録音資料に基づき、研究分担者がその音韻に関する記述と基本的分析を行った。現地で収集した録音、録画資料をもとに、研究代表者および分担者が協力者とともに談話資料の整理と基本的解析を行なった。
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