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2007 Fiscal Year Annual Research Report

グイ語談話文法の研究と言語資料の統合・電子化の試み

Research Project

Project/Area Number 18520329
Research InstitutionReitaku University

Principal Investigator

大野 仁美  Reitaku University, 外国語学部, 准教授 (70245273)

Keywords言語学 / コイサン / 談話文法 / 電子化
Research Abstract

グイ語のモダリティーおよび語順について引き続き調査を行った。現地調査を実施し,主にテンス・スペクト・ムードの小詞に関する一次資料を收集した。調査では:
1)evidential マーカーのみシンタティックな振る舞いが異なること(主語より前=左側にたつことができる)を確認した。文法的なevidentialマーカー存在はアフリカで報告が非常に少ないので、出版された二次資料を使用して他の中部コイサン語におけるマーカーの存在も調べ、歴史的な考察を行った。
2)これらの小詞は、相互に連続する場合はその順序に制限があるが,それぞれ単独で文中移動することも可能であることを明らかにし、その詳細を調のべた。またこれけ類型論的に興味深い現象であるので、他の中部コイサンではこれらの要素がどのように振る舞うか(動詞に接続する要素として固定されていることが多いようである)、比較対照研究を進めた。これらの成果については来年度に開催される国際コイサン言語学会で発表する予定である。
資料の電子化については、会話テキスト(3種)および文法調査項目のグイ語部分の簡易版での入力を終了した。元の資料は日本語のグロス等が付加されているが、電子資料には英語を使用するため、これらの英語訳に着手した。
なお今係の調査計画と協力体制について意見交換するためにボシワナ大学を訪問し、上記の調査結果について、来年度以降ボツワナ大学においてセミナー等を実施することを計画した。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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