2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18520350
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
川村 大 Tokyo University of Foreign Studies, 外国語学部, 准教授 (50234133)
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Keywords | 国語学 / 言語学 / 文法 / 古代語 / 出来文 / ラレル形 / ヴォイス / 動詞 |
Research Abstract |
1 用例の収集・データ化 『源氏物語』の電子化テキストを用い、(1)出来文の用例抽出とデータの点検(述語動詞の種類(ル・ラル下接形の場合)・動作主項目の表示法など)を行った。また、(2)出来文に用いられる動詞の非ル・ラル(等)下接形を述語とする文のうち、主要なものの用例抽出・データ化を行った。雇用した補助員の熟練度等の事情により、あまり作業時間をかけられず、(1)については「見ゆ・聞こゆ・思ほゆ・思ゆ」の用例の抽出に集中し、(2)についてはいわゆる「自動詞の受身」を構成する動詞(越ゆ・騒ぐ・笑ふ・たなびく・閉づ・吹く・むつかる・降る)の用例抽出に集中した。 2 古代日本語・日本語文法関連文献の収集 1の作業に際し、古代日本語や日本語文法・他言語の文法に関する近時の知見を得るため、近時新たに出版されたものを中心に、古代日本語・日本語文法・他言語の文法に関する図書・雑誌や関連する雑誌論文(動詞、ヴォイスに関するもの)を収集した。 なお、本研究の成果の一部を、「11」に示したもののほか、下記の公開講義でも公表した。 日本言語学会夏期講座(2008年8月19日〜24日)
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Research Products
(2 results)