2008 Fiscal Year Annual Research Report
英語学術論文作成のための自律学習支援システムの構築-ESP語彙リストに基づいて-
Project/Area Number |
18520433
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
田地野 彰 Kyoto University, 高等教育研究開発推進センター, 教授 (80289264)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺内 一 高千穗大学, 商学部, 教授 (50307146)
金丸 敏幸 京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 助教 (70435791)
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Keywords | 英語教育 / ESP / 語彙 / ライティング / EAP |
Research Abstract |
平成20年度の研究は、これまでに開発した「EAP学術論文コーパス」および「各種学術語彙データベース」を活用しながら、英語学術論文作成のための自律学習支援システム開発に向けて、社会学・教育学・経済学・医学・薬学・工学関係の六つの専門分野での英語学術論文のサブジャンルーとりわけ論文タイトルとイントロダクションの内容や情報の提示方法の分析・検証に重点を置いた。具体的には、(1)専門分野に関係なく学術論文に高頻度かつ広範囲に使用されるEGAP語彙リストの開発・評価、(2)同リスト掲載語の意味情報の提示(一般的意味と専門的意味)、(3)専門分野別論文タイトルの構造分析、(4)イントロダクションを対象とした専門分野別ムーブ・パターン、さらに(5)各ムーブの特徴についての調査・研究を行った。EGAP語彙リスト掲載語の意味表示、学術論文のタイトル分析およびイントロダクションにおけるムーブ分析については、専門分野間の類似性と相違性を明示するとともに、学術論文作成についての教育的示唆を提供した。なお、これらの研究については、「大学英語教育学会第47回全国大会」(早稲田大学、2008年9月)での口頭発表をはじめ、『英語教育』第57巻第3号(大修館書店、2008年6月)、『京都大学高等教育研究』第14号(京都大学高等教育研究開発推進センター、2008年12月)、および『言語理論の展開と応用』(英宝社、2009年3月)にて成果発表を行った。
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Research Products
(4 results)