2006 Fiscal Year Annual Research Report
日本の現代俳句における文学と環境:国際的な教育のためのマルチメディアの構築
Project/Area Number |
18520439
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
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Keywords | 俳句 / 詩 / 環境 / マルチメディア / データベース / 異文化 / 国際情報交換 / アメリカ |
Research Abstract |
2006年度(平成18年度)の本研究は、以下の7つの段階で行われた。 1)代表的な現代俳人のビデオインタビュー:8月19日熊本にて星永文夫に、12月15日横浜にて長谷川櫂に、そして2月15日に京都にて坪内捻典にそれぞれインタビューを行い、その模様を録画・録音した。2)インタビューの翻訳:インタビューの日本語へのテープ起こし作業は完了した。ネット上で公開可能な英語版として、研究の核となる部分を優先して作成した(学術的に価値のある共訳を作成するには時間を割かなければならないため)。3)環境文学批評の面からの分析とコメント:2つの米国の大学(ノースカロライナ大学とナローパ大学)にて環境文学批評の視点による講演を行い、現地の研究者たちと情報交換も行った。4)学術論文の出版:この研究に関する5編の論文を2種類の米国の学術雑誌に出版した。5)オンライン化:以下のURLのウェブサイトは構築中であるが、いつくかのコンテンツは閲覧可能である。www.gendai-haiku.com 6)学会での研究結果の発表:今後の計画となるが、2つの国際学会で発表を行うことが決定している。PALA(the Poetics and Linguistics Association)国際学会(2007年7月:関西外国語大学)とHNA(Haiku North America)国際学会(2007年8月:ノースカロライナ)である。7)本研究の集大成としての論文およびDVDは、2007年度中に完成させる予定である。学術的に価値のある共訳を作成する時間を十分とるため、2007年度中の俳人へのインタビューは1人または2人へ絞る予定である。
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Research Products
(6 results)