2006 Fiscal Year Annual Research Report
異文化DVD教材を用いたCALLシステムによる児童英語教育の実践
Project/Area Number |
18520443
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Niigata College of Nursing |
Principal Investigator |
山本 淳子 新潟県立看護大学, 看護学部, 講師 (30372832)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大倉 孝昭 大谷女子大学, 教育福祉学科, 教授 (50223772)
渡邉 容子 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 助教授 (40258885)
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Keywords | e-ラーニング / DVD / Keyパル / 児童英語 / 異文化交流 |
Research Abstract |
学習の効率化・学生の動機付け・学習履歴の有効活用などを目指し、e-ラーニングシステムSmile for Me(Synchronized Multimedia Interactive Learning environment for Multimode Education)を用いた教材開発を行った。これまでの研究により、個人学習の範囲にとどまっていた映画を授業の中でCALL素材として活用することが可能となったので、次の段階として「教材としての映画の利用法・利用箇所のデータベース」の構築を行った。児童英語の教材としての映画のセリフを分析して、教材データベースの準備に取り組んだ。児童に人気があるアニメーション映画であれば文脈や内容がわかるため、楽しみながら英語を学習できる。英語学習というよりも、ゲーム感覚で楽しみながら繰り返し聴き取ったり真似したりさせる中で英語に触れる時間の増加をはかる。 児童英語教育の教授目的に合わせた英語学習教材として小学校1年生から6年生まで、それぞれの知的レベルに合う洋画DVDを小学校教員(日本・オーストラリア)の協力を得て選択した。日本の児童がこれまで習得した表現をDVDより抽出し、その部分を中心にCALLシステムを開発した。 また小学生の英語学習に対する動機付けを図るため、オーストラリアの小学生との交流が行えるよう上記の教材他、メール交換、ウエブカメラによる交流の準備を行った。メール交換にあたり、ライティングおよびリーディングを習得していない小学生のため、メッセージの雛形をいくつか用意したり、教室に提示する英語単語カードなどを用意し、簡単な単語を書いたり読んだりできればコミュニケーションができるような環境作りを行った。 本研究に利用するe-ラーニングシステムの概要については第4回Asia TEFL International Conference(Spreading Our Wings : Meeting TEFL Challenges)(2006.8.18-20)西南学院大学において発表した。
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Research Products
(1 results)