2007 Fiscal Year Annual Research Report
異文化DVD教材を用いたCALLシステムによる児童英語教育の実践
Project/Area Number |
18520443
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Research Institution | Niigata College of Nursing |
Principal Investigator |
山本 淳子 Niigata College of Nursing, 看護学部, 講師 (30372832)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大倉 孝昭 大阪大谷大学, 教育福祉学部, 教授 (50223772)
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Keywords | 異文化 / DVD教材 / 児童英語 |
Research Abstract |
1 異文化児童英語教育に適した映画(DVD)を日本と、海外(インド)の子供たちの共通教材として、互いの文化を学びあい交流させることで子供たちの統合的動機付けを目指す実践研究である。 本システムの機能構造を説明すると以下の通りである。 2 VIDEO領域とその直下の字幕領域、そしてその字幕データが記入されたワークシートが画面に提示される。学習者が保存した音声ファイルは音符マークで分かりやすく示す。字幕と音声ファイルは、ビデオのタイミングに同期している。これらを制御するのが、Excelの裏で動作するScriptで、DirectShowとMedia Encoderのコンポーネントを利用した。 エクセルを基盤として利用した理由は、 (1)多くの人(教師)が使い慣れたインタフェースである (2)データの編集が自由にできる(教師の工夫を反映しやすい) (3)標準的なWindowsパソコンには必ず入っている (4)ブラウザほどセキュリティの制約が厳しくない (5)安価に提供できる このシステムを利用することで学習者が「カラオケ感覚」で気軽に字幕を見ながら歌を歌ったりせりふを言ったりして発話練習が可能となる。このような環境を整えることで、英語を話すことへの学習者の抵抗感をなくすとともに、英語学習に対する動機付けを図った。 日本の小学校3校(新潟二校、愛知一校)の協力を得て、オーストラリアとインドの同年代の子供たちと手紙による交流を行った。(上記のシステムを利用したのは新潟一校とインドの小学校のみ)交流前のアンケート結果と交流後のアンケート結果を分析し、異文化に対する興味の深まりと、英語の読み書きに関する関心の高さを数値化したものLET中部支部小学校英語教育研究部会で発表した。
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Research Products
(1 results)