2008 Fiscal Year Annual Research Report
英語のリズムパターン生成のメカニズムと音声言語習得
Project/Area Number |
18520451
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
須藤 路子 Juntendo University, スポーツ健康科学部, 教授 (60226587)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松野 和彦 名古屋外国語大学, 外国語学部, 教授 (90029679)
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Keywords | 第二言語習得 / 音声言語習得 / リズムパターン / 母語習得 / 米国滞在開始年齢 / ISI(Interstress interval) / ストレス / 生成実験 |
Research Abstract |
本研究の目的は、英語の母語習得と第二言語習得におけるリズムパターンの生成を比較し、リズムの生成メカニズムの中で、習得の順序、速度、完成度を説明し、リズムパターンの生成モデルを構築することである。第二言語の習得開始年齢の要因が、音声言語の生成パターンに与える影響を検討し、さらに母語話者の生成パターンの習得との比較を実施した。単語内持続時間制御とISI内時間制御の2つの観点から母語と第二言語におけるリズムの処理単位を観測した。 本年度の実験被験者は、日本人英語学習者2グループと米語母語話者2グループ、計4グループであった。具体的には、日本人英語学習者として、米国滞在経験のある学習者と滞在経験のない学習者の2グループを用意した。母語話者の被験者として、米語成人話者と米国人小学3年生の2グループを用意した。 日本人英語学習者におけるTOEICスコアで測定された英語能力と生成パターンとの関係を分析し、英語能力と習得段階を観測した。第二言語としての英語における日本人学習者の米国滞在経験がTOEICスコアと生成パターンに与える影響の程度が分析され、第二言語習得の完成度に影響する要因が示された。また、米国滞在開始年齢という要素が、第二言語音声習得に、どのような影響をどの程度与えたかが分析された。さらに、米語母語話者の小学生による母語習得の完成度と日本人学習者による第二言語習得の完成度を比較し、母語習得において影響を与える要因と第二言語習得において影響を与える要因における差違が観測された。
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Research Products
(4 results)