2008 Fiscal Year Annual Research Report
英語の発音指導法の開発:国際英語の観点に基づく導入から矯正まで
Project/Area Number |
18520470
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Research Institution | Kansai University of International Studies |
Principal Investigator |
有本 純 Kansai University of International Studies, 教育学部・英語教育学科, 教授 (50132626)
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Keywords | 発音指導 / 導入指導法 / 矯正指導法 / 国際英語 / 日本人英語学習者 / 非英語母語話者 |
Research Abstract |
英語のスピーキング能力の基礎訓練としての「発音指導」について、入門期の導入指導および成人の矯正指導を取り上げ、1)具体的な指導法を開発すること、2)その基準として国際英語という視点を導入し、日本人の英語学習者にとって必要な発音能力がどの程度であるのかを解明すること、3)開発した指導法を実際にもちいることで、その効力を検証することを目的として、研究に着手した。H20年度には、開発した導入指導法を英語教育関係者に提示し、アンケートにより検証した。その結果、4段階評価によ留評価を得たが、すべての調査項目で3点台を得ている。言い換えると、本研究による指導法の在り方は、英語教育関係者に受け入れられ、実際に教室での使用に耐える物であることが判明したといえる。 本研究の特徴となる視点として、英語のネイティブスピーカーの発音が、日本人学習者の最終目標ではなく、国際語としての英語であり、英語によるコミュニケーションにおいて、支障を来さない程度の英語発音とは何かを、解明する糸口を掴んだことになる。さらに、教職課程の学生から現役の教員に至るまで、英語の発音指導に必要な手法を提案することが可能となった。ただし、当初の計画と結果を比較すると、準備段階で作成したすべての項目の記述が完成しておらず、今後継続する予定である。また、日本人の英語学習者が抱える問題点を収集し、その矯正法をさらに具体化する計画である。
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Research Products
(3 results)