2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18520608
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Naruto University of Education |
Principal Investigator |
立岡 裕士 鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (40216990)
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Keywords | 地理学 / 地図 / 新聞・雑誌 / 近代日本 |
Research Abstract |
本研究の目的は、近代(特に20世紀前半期)日本で作製された、新聞・雑誌の附録の地図を対象として、そのデータベースを構築するとともに、地図自体を収集し、さらにその内容分析を行うことにある。本年度は以下の作業を行った。 1 附録地図の収集:朝日新聞・毎日新聞・報知新聞・読売新聞を中心として各紙に附録としてつけられた地図を収集した。 2 附録地図目録の作成:収集した地図とともに、新聞博物館の資料、各新聞社の社史、古書店の目録なども参考として、附録地図の目録を作成した。現時点では、作者(出版社)・本紙名(号数)・表題・発行年月日・縮尺・判型・色数・描画対象地域(内容)を項目としている。 3 地図の電子化:収集した地図の利用性を高めるとともにweb上で公開できるようにするために電子化する作業を進めた。 4 新聞附録地図の形式的な特徴(出版時期・判型・縮尺・発行機会など)をまとめ、日本地理学会2007年度春季学術大会で発表した(『日本地理学会発表要旨集』71号,p.199)。上記の特徴を10年単位に比較した結果は以下の通りである: ・附録地図は遅くも日清戦争前の時期には発行されているが、量的に増加するのは20Cに入ってから(特に昭和戦前期)である。 ・全体として次第に大型のものが増加した。 ・地図の発行機会としては、新聞社の記念、時候がらみ(新年や夏季など)、鉄道建設、市町村合併、戦争(開戦・講和)・革命、博覧会など、自然災害など、が挙げられる。
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