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2006 Fiscal Year Annual Research Report

近代日本における身装電子年表の構築-身体と装いの文化変容

Research Project

Project/Area Number 18520634
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionOsaka Shoin Women's University

Principal Investigator

高橋 晴子  大阪樟蔭女子大学, 学芸学部, 教授 (10247885)

Keywords近代日本 / 文化変容 / 服飾 / 装い / 身体 / しぐさ / 化粧 / 髪型
Research Abstract

本年表の目的は、(1)「ある時期(近代日本)、これこれの人々はどのような身装によって生きていたか」という具体的イメージを、文字と画像によって時系列にウェブ上に表現すること、さらに、(2)近代日本の身装にかかわる文化変容のステップとなる事柄(重要テーマ)を同時に表現することである。
このような目的を持つ本年表は、<事件>欄、<現況>欄、<回顧>欄で構成されている。<事件>欄と<現況>欄は年代順に記載している。<事件>欄は、もっとも普通の意味での年表であり、特定のある時日に起こった事件を正確な時系列で提供する。<現況>欄は、ある時点における身装の実態と、そのてがかりを提供する。<回顧>欄は、正確な暦年枠には入れにくい事柄を主題ごとに提供している。
今年度は、各欄のデータの収集および分析に集中した。収集・分析の対象とした主たる資料は、次の新聞と雑誌、『東京日日新聞』、『あけぼの新聞』、『郵便報知新聞』、『毎日新聞』、『朝日新聞』、『読売新聞』、『平仮名絵入り新聞』、『やまと新聞』、『女学雑誌』、『以良都女』、『家庭雑誌』、『都の花』、『新小説』である。さらに、これらの資料を分析することにより、文化変容のステップに関する33主題-「身体観(体型、姿勢、動作)」、「衛生・健康観」、「着装」、「衣服改良・改良服」、「職業婦人」などを明らかにした。
また、並行して画像資料の収集・分析を行った。画像資料は、おもに<現況>に関連する画像である。つぎの6つのテーマ-「景観」、「未婚女性」、「既婚女性」、「男性」、「子ども」、「美しい人」についての風俗的標準画像と考えられる事例を選択し、分析を行った。写真資料の絶対量の少ない1900年以前では、新聞・雑誌の現代物連載小説の挿絵が、風俗画像資料として貴重な役割を果たした。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 身装電子年表の作成に関する基本的課題3 -近代日本の文化変容における重要テーマ2007

    • Author(s)
      高橋晴子
    • Journal Title

      大阪樟蔭女子大学(学芸学部)論集 44

      Pages: 173-189

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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