2008 Fiscal Year Annual Research Report
国際化と地域化の下での国家の役割変化とその市民生活への影響に関する国際比較研究
Project/Area Number |
18530025
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Research Institution | Kogakuin University |
Principal Investigator |
長谷川 憲 Kogakuin University, 工学部, 教授 (20189525)
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Keywords | 国際化 / 地域化 / 国家 / 地方自治体 / 憲法 / 地方自治法 / ヨーロッパ連合 / 国際機構 |
Research Abstract |
平成20年度は、関西学院大学(5月)、國學院大學(10月)、慶応大学(1月)、工学院大学(1月)、立命館大学(2月)において研究会を開催するとともに、最終年度として、過去2年度のまとめを行った。とりわけ、2006〜2008年度にかけて実施した国際シンポジウム(2005年9月ストラスブール第3大学(国家論の諸問題)、2006年9月20-22日モンプリエ第3大学(Les Mutations contemporaines de la Democratie)、2008年3月12-14日九州大学・福岡大学(Les mutations contemporaines des Droits Fondsmentaux))で扱われた国家論、民主主義論、基本権論に関する論点を整理し、出版の準備を行うとともに、これまでの研究成果を統合するためにLa science du droit constitutionnelを主テーマとして、2009年度にフランス・リール大学において国際シンポジウムを開催すべく準備を行った。 主として扱われた論点は、国際化と地域化が進行する中で、多様化する国民のあり方と地域的に混住する諸民族の間で問題となる国家制度と地域制度の関係と整備の在り方であり、民主主義の概念を議論するとともに、選挙制度・市民自治・住民参加制度・セーフティネット・ジェンダーなど個別の論点を整理した。 福岡シンポジウムの成果は、近目中に、日仏で出版すべく交渉を行っている。
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Research Products
(4 results)