2008 Fiscal Year Final Research Report
Organisational decision making to commit a corporate crime and the criminal responsibility of individuals
Project/Area Number |
18530049
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Criminal law
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Research Institution | Okayama University (2007-2008) Kagoshima University (2006) |
Principal Investigator |
KANREI Yasuhiro Okayama University, 大学院・法務研究科, 教授 (40289335)
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Keywords | 企業犯罪 / 法人犯罪 / 経済犯罪 / 企業の意思決定 / 法人処罰 / 両罰規定 / コンプラ / イアンス |
Research Abstract |
企業の組織的意思決定に基づく犯罪について, 企業のトップを含め, 個人責任を問うことは理論上および実務上, 基本的に可能である.その際, 企業トップ等について正犯としての重い責任を問えないことが必ずしも犯罪実態の過小評価を意味するわけではなく, また, 個人の刑事責任を問えない場合があるとしても, そのこと自体が処罰の不当な間隙を意味するわけではない.いずれにせよ, 「企業の犯罪」とは, 仮象問題にすぎないのである.
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Research Products
(5 results)
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[Book] 企業犯罪と刑事規制の国際動向2008
Author(s)
甲斐克則, 川崎友巳, 澁谷洋平, 今井猛嘉, 田中利彦, 神例康博, 田口守一, 吉中信人, 松澤伸, 樋口亮介, 土田和博, 日山恵美
Total Pages
471(107~155)
Publisher
信山社
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[Book] ビギナーズ刑事政策2008
Author(s)
守山正, 安部哲夫, 恒光徹, 太田達也, 渡邊泰洋, 朴元奎, 小林寿一, 神例康博
Total Pages
417(332~343)
Publisher
成文堂