Bedingungsanpassung der allgemeinen Versicherungsbedingungen

2008 Fiscal Year Self-evaluation Report

• Project/Area Number: 18530057
• Research Category: Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
• Allocation Type: Single-year Grants
• Section: 一般
• Research Field: Civil law
• Research Institution: Tokyo University of Marine Science and Technology
• Principal Investigator: KANEOKA Kyoko Tokyo University of Marine Science and Technology, 海洋工学部, 准教授 (70377076)
• Project Period (FY): 2006 – 2009
• Keywords: 補充的契約解釈 / 保険法 / 透明性原則 / 既契約変更 / 民事法

Research Abstract

(1) 本研究の目的
本研究は、継続中の保険契約に適用される保険約款の内容を変更する根拠、変更要件、変更内容の規制、および変更手続の実効性の確保について研究することを目的とするものである。
(2) 本研究において明らかにされること
本研究においては、既契約の継続維持のために必要不可欠な約款変更の具体例、給付と反対給付との均衡性維持を考慮した場合の約款変更要件、適正な内容変更に必要な手段、変更の迅速性が求められる根拠、現行法の限界、および立法の必要性が明らかにされることになる。
(3) 本研究の特色
本研究は、内容規制を受けた保険約款を迅速かつ適正に変更する必要性を研究するものであり、支払事由に関する保険約款の変更を通して、保険料の引き上げを回避するしくみを探求するものであり、またドイツ法との比較法研究を通して実効性の確保を検討するものであり、さらには消費者団体訴訟に保険約款の一部無効の場合や立法による保険約款の変更への対応が考察されるものであることにその特色がある。

Research Products

• [Journal Article] 解約返戻金の約款規制 (2008)
  • Author(s): 金岡京子
  • Journal Title: 保険学雑誌 603号 Pages: 107-126
  • Peer Reviewed
• [Journal Article] 解約返戻金の規律に関する一考察 (2007)
  • Author(s): 金岡京子
  • Journal Title: 生命保険論集 160号 Pages: 31-74
  • Peer Reviewed
• [Journal Article] ドイツにおける生命保険契約の透明化の動向について (2006)
  • Author(s): 金岡京子
  • Journal Title: 保険学雑誌 595号 Pages: 97-116
  • Peer Reviewed
• [Presentation] 解約変戻金の約款規制 (2007)
  • Author(s): 金岡京子
  • Organizer: 日本保険学会平成19年度大会
  • Place of Presentation: 桃山学院大学
  • Year and Date: 2007-10-28
• [Book] 保険契約法 (2007)
  • Author(s): 藤岡康弘(監訳)、藤原正則=金岡京子(共訳)
  • Total Pages: 349
  • Publisher: ヴァイヤース=ヴァント