2007 Fiscal Year Annual Research Report
新聞広告・読書欄にみる東南アジア域内世論の相互 「反響」モデル構築
Project/Area Number |
18530114
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
山崎 功 Saga University, 文化教育学部, 准教授 (60267458)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
糸林 誉史 文化女子大学, 服装学部, 准教授 (60301834)
小座野 八光 愛知県立大学, 外国語学部, 准教授 (60305513)
舛谷 鋭 立教大学, 観光学部, 教授 (90277806)
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Keywords | 新聞広告 / 政治学 / 文化人類学 / 世論 / イスラム / 出稼ぎ労働者 / 格差 / エスノナショナリズム |
Research Abstract |
昨年度までの交流接触を通じて協力関係を樹立した現地関係者に対する面談聞き取り調査、および史資料調査を引き続き実施、当該年度平成19年10月には、インドネシア・ジョクジャカルタの海外共同研究者りもとで、意見交換と成果交流のミニセミナーを開催した。この研究交流を通じて現地研究者との連携を深めるとともに、グローバル化に直面した東南アジア各国と日本のメディア状況や格差の問題を、本研究課題を踏まえて学際的に議論することができた。またシンガポール、インドネシアの新聞広告にあらわれた華人エスニシティの自己および他者イメージの分析、さらにインドネシアの新聞広告にみられる商品化される「女性」イメージを、ジェンダー分析により明らかにした現地研究者による研究成果などは、本研究に大きな刺激を与えることになっている。 さらに、これまでに収集した資史料、個別研究成果を集約、マレーシア=インドネシア、シンガポール=インドネシアの各国間における地域紛争・事件をめぐる各国世論の地域連関・相互作用の態様を、新聞記事、投書欄および意見広告を主な資料として、特に出稼ぎ労働者や相互認識をめぐる事件をモデル事例として考察、分担者の糸林の指導のもとメディア人類学的手法による質的分析および内容分析を実施している。 また、これまでの調査研究成果の集約分析と理論枠組み・方法論の見直しを踏まえ、東南アジア各国の対日観、ソーシャル・キャピタルとの連関から、シンガポール、インドネシア、ブルネイなどの日本人会、日本人学校などの在外外国人組織の現地社会との連関性にも分析枠組みの視野を広げ、組織会報、新聞記事の収集分析、面談調査などにも着手している。
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Research Products
(3 results)