2008 Fiscal Year Annual Research Report
教育援助協調の政治経済学-貧困削減の文脈を中心に-
Project/Area Number |
18530116
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
星野 英一 University of the Ryukyus, 法文学部, 教授 (50229176)
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Keywords | 国際協力 / 政府開発援助 / ODA / 援助協調 / 貧困削減 |
Research Abstract |
本研究は、発展途上国に対する政府開発援助政策をめぐる理論的・政策的課題の中の1テーマとして,教育援助における国際協調の政治経済学的分析を行うものである。 その際、「相互依存モデル」の枠組の下で、(a)教育援助を貧困削減るの文脈において統計的側面から検討するアプローチと,(b)教育援助協調を貧困削減の文脈および平和構築支援の文脈において事例研究を通して検討するアプローチ,という2つの接近方法を採用し、日本の政府開発援助(1980-2000)を実証分析の対象として、教育援助協調に関するいくつかの仮説を検討する。 平和20年度においては、(a)計量分析のためのデータの解析、(b)計量分析の結果とインタビューから得られた知見に理論的考察を加えて,仮説検証の中間結果をディスカッション・ペーパーの形で執筆する予定であった。前年度において十分に実施できなかった、バングラデシュにおける開発援助・教育援助関連機関での教育援助協調の実際の現地調査を行い、計画の遅れを取り戻しはしたものの、結果としてはディスカッション・ペーパーの執筆には至らなかった。 したがって.ディスカッション・ペーパーを米国(ISAアメリカ国際政治学会)や現地の研究者の前で発表し意見交換するとの予定は実現できなかった。研究期間を過ぎてしまったが、次年度には計量分析の結果とインタビューから得られた知見に理論的考察を加えた仮説検証の結果と収集した資料を論文の形で発表したい。
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Research Products
(1 results)