2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18530119
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kyoei University |
Principal Investigator |
石塚 勝美 共栄大学, 国際経営学部, 助教授 (20337653)
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Keywords | 国連平和構築 / アフガニスタン / light-footprint approach / Japan / ODA / 東ティモール |
Research Abstract |
平成18年度の前半期は、アフガニスタンについての平和構築についての研究を行なった。アフガニスタンの国連における平和構築のキーワードは、"a light-footprint approach"「小さな足跡によるアプローチ」であり、その政策の是非についての研究を行なった。その結果、そのアプローチに関しては利点もあるものの、むしろ改善点のほうが顕著であり、そのことについて、18年6月、ブラジルのサンパウロで行なわれた、The Academic Council on the United Nations System(ACUNS)の年次大会において、"Security Issues facing Peace-building in Afghanistan : Is a light-footprint approach a panasea?"と言う標題で論文を発表した。 また国連国家構築活動についても以下の論文が出版された。 石塚勝美「国連による国家構築活動における人的側面と信頼醸成」国連研究第7号 日本国際連合学会(編)『持続可能な開発の新展開』国際書院、2006年、pp.151-177(共著) また国連平和構築活動においては、わが国日本の政策についても調べ上げた。日本に関する国連平和維持・国連平和構築活動に関しては平成18年度以前より研究はしていたが、本年以下の標題で論文を出版した。 Ishizuka K."The Perspectives of Peacekeeping Collaboration between Japan and Australia"in Williams B.(ed.)Japan, Australia and Asia-Pacific Security(New York : Routledge, 2006)pp.144-163 Ishizuka K."Japan's New Role in Peace-Building Missions", East Asia, Fall 2006, Vol.23, No.3, pp.3-21 Ishizuka K. and Lloyd S."Japan and Tonga-A Discussion on Japan's ODA, the 2003 Charter and ‘aid with a face'共栄大学研究論集 第5号、2007年3月 特に3番目の"Japan and Tonga-A Discussion on Japan's ODA"の論文については、ミレニアム開発目標について取り上げた。 また国連平和活動においては、レバノン(UNIFIL)について研究をし、以下の論文を出版した。 石塚勝美『国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の歴史的な分析-その初期の活動状況と現在のレバノン情勢の関係について』共栄大学研究論集 第5号、2007年3月 また平成18年度後半期には、主に東ティモールにおける国連平和構築活動について研究し、19年3月には、東ティモールに現地調査に赴き、国連職員、NGO,東ティモール政府関係者等にインタビュー活動を行った。
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Research Products
(5 results)