2007 Fiscal Year Annual Research Report
| Project/Area Number |
18530131
|
|---|
| Research Institution | Kyoto University |
|---|
Principal Investigator |
西村 和雄 Kyoto University, 経済研究所, 教授 (60145654)
|
|---|
| Keywords | カオス / 認知 / 自己組織化 / 非線形 / 外部性 |
|---|
| Research Abstract |
6月にはカリフォルニア大学の物理学者David Pines,数学者James Yorke, Saber Elaydiなどと経済物理学の観点から経済の自己組織の共同研究を行う。Alain Vendittiと経済動学の共同研究、また、ニューヨーク大学のJess Benhabibと人口を内生化した経済動学モデルの共同研究をすすめた。
経済主体の認知と行動については、脳科学者と共同で実験と解析を行い、英文論文にまとめ、国際誌に投稿中である。
これまで、一定として扱われていた人口を内生化することで、経済変動と出生率の関係を明らかにする動学モデルは、Jess Benhabib (New York大学)と共同研究し、現在論文にまとめている。
国際貿易モデルにおいて、各国間の経済変動の関連性についての非線形動学分析は、下村、土井との共同論文をまとめ、Journal of Mathematical Economicsに発表した。また、Alain Vendittiと共同で、閉鎖経済で、外部効果が存続することの、経済成長の非線形動学を分析した論文もJournal of Mathematical Economicsに発表した。
|
