2007 Fiscal Year Annual Research Report
政府統計制度におけるセンサス統計とデータアーカイブの研究
Project/Area Number |
18530160
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
西郷 浩 Waseda University, 政治経済学術院, 教授 (00205626)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
廣松 毅 東京大学, 総合文化研究科・教養学部, 教授 (80012491)
美添 泰人 青山学院大学, 経済学部, 教授 (80062868)
勝浦 正樹 名城大学, 経済学部, 教授 (70224467)
菅 幹雄 東京国際大学, 経済学部, 教授 (50287033)
樋田 勉 群馬大学, 社会情報学部, 准教授 (00329129)
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Keywords | 統計制度 / 統計調査 / 国民経済計算 / 政府統計 / 民間統計 / 統計改革 / データベース / センサス |
Research Abstract |
1.経済統計研究会の活動 研究期間中(平成19年4月から平成20年3月)に、7回の経済統計研究会を開催した。センサス統計については、財務省法人企業統計調査に関連した国税庁名簿の統計利用可能性、平成22年国勢調査の準備状況を取り上げた。データアーカイブについては、アメリカ人口センサスの保存・公開、統計法全部改正とデータアーカイブの今後、イギリスのデータアーカイブを取り上げた。このほか、二次利用において注意すべき非標本誤差の検討、二次利用の利点が大きい縦断調査など、研究課題に関連するテーマをあつかった。とくに、経済統計研究会を拡大して開催した統計関連学会連合大会における企画セッション「政府統計制度の現状と課題」(平成19年9月)は、統計法の全部改正を挟んで、センサス統計とデータアーカイブをふくめたより広い視野からわが国の統計体系を討論する場として、多数の研究者・実務家の関心を集めた。 2.経済統計研究会以外の研究活動とその成果 出版活動に関してのみ述べる。テーマのひとつであるセンサス統計については、わが国の経済センサス実施に際して参考となるアメリカ経済センサスについて菅(2007)が一連の研究を発表した。さらに、廣松(2008)は、世帯統計のセンサスである国勢調査について吟味した。また、勝浦(2007)は、文化統計の作成という観点から、産業統計としてのセンサス統計のあり方について考察している。データアーカイブについては、勝浦・小林(2006)によるオーストラリアのデータアーカイブの歴史・現状について、美添・荒木(2007)による実際の政府統計データを用いた高度利用について、Saigo(2007)による政府統計データの二次利用の際に利用できるリサンプリング法について、樋田(2008)によるその政府統計データへの適用可能性について、などの研究がある。
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Research Products
(21 results)