2008 Fiscal Year Annual Research Report
東アジア共同体形成の核としてのASEAN域内経済協力の新展開に関する研究
Project/Area Number |
18530207
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
清水 一史 Kyushu University, 大学院・経済学研究院, 教授 (80271625)
|
Keywords | ASEAN / 東アジア共同体 / 域内経済協力 / 経済統合 / AEC / AFTA / AICO / ASEAN憲章 |
Research Abstract |
現在進行中の東アジア共同体の形成において核となる、ASEAN域内経済協力の新たな展開(AEC:ASEAN経済共同体他)の研究を進めている。3年目の2008年度は、関係図書の購入と購入文献の熟読、先行研究のサーベイ、海外調査、国内調査、収集資料の整理、シンポジウムや研究会の開催、研究成果の発表等を行った。 成果として具体的には、『現代アジア研究:越境』(第2章:東アジアの地域経済協力とFTA)等の図書を公刊し、「東アジアの地域経済協力とASEAN憲章」等の日本論文並びに毎年公刊を続けている英語論文も公刊した。更にASEANと東アジア地域経済協力に関する学会、研究会での座長、報告、コメント等を行った(アジア政経学会、日本国際経済学会、東京大学社会科学研究所等)。 ASEAN、日本、中国の自動車産業と経済関係を分析するため、第2回日中自動車産業研究会(北京)の発起を続け司会を勤めた。また名古屋大学国際経済政策研究センターと共催の第4回東アジア経済ワークショップ「東アジアの地域経済協力」、並びにJETROとの第1回ワークショップ「ASEAN経済共同体(AEC)と東アジア」を座長として主催した。更に東京大学社会科学研究所の地域主義の比較研究プロジェクト(CREP)の研究委員、日本貿易振興機構(JETRO)のAEC研究委員にも就任し、共同研究を進めてきた。 以上のように、本研究は、多くの実績を積み重ねてきている。
|
Research Products
(5 results)