2009 Fiscal Year Annual Research Report
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18530237
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| Research Institution | Nagasaki University |
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Principal Investigator |
内田 滋 Nagasaki University, 経済学部, 教授 (40168696)
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| Keywords | 金融機関 / 社会的責任(CSR) / 中小企業金融 / 企業統治(ガバナンス) / 地域貢献 / 経営成果 / ソーシャル・ファイナンス / 国際比較 |
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| Research Abstract |
「金融機関の総合的な社会的責任に関する計量経済分析」の本年度における研究実績概要は、次のとおりである。
1 前年度に引き続き、金融機関および事業会社におけるCSR(社会的責任)のケースに関して、追加的補完的な文献研究をおこなった。
2 さらに、フィールドワークとしての金融機関に関する調査、データの収集・分析を追加的におこなった。
3 現在における分析概要としては、金融機関においても地域活動等との関わりにおけるさまざまな対社会的な貢献活動に取り組んでおり、本来業務である融資をはじめとする金融取引などでのSRI(社会的責任投資)からソーシャル・ファイナンスや公共性・公益性の高いと考えられる取引案件等への対応、さらには組織としての環境白書やCSR報告書の作成、地域文化活動等への支援、従業員のボランティア活動推奨にいたるものなど、諸種の活動や行事に参加・実施していることが把握できた。
4 中小企業金融、地域金融およびCSR活動に関して、追加的に地方銀行・第二地方銀行、信用金庫、信用組合および労働金庫など各機関の活動に関するデータ分析をおこなっているところである。
5 引き続き、金融機関が取引先企業等に対して有するものを含むガバナンス問題をはじめとして、金融機関経営に関する計量分析を含む分析・考察をおこない、一部の国際比較を試みた。
6 以上の概要の一部については、学会や研究会で報告されたものもあり、今後も引き続き論文への取り纏めと報告を予定している。
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